
大橋 駿斗Ohashi Shunto
音楽配信、電力業界のデータ活用と、領域を変えながらバックエンド開発を重ねてきたエンジニア。「新しい領域に飛び込みたい」という思いからAICEへ加わり、現在はLLM(大規模言語モデル)をシステムに組み込み、ファイルやWebサイトから情報を取得する仕組みの開発を担当している。 将棋は小学生で覚え、大学で再び火がついてからは毎日オンラインで対局するほど。バスケットボール観戦も好きで、NBAの来日試合を現地まで観に行くことも。旅行では、ほどよい都会感と食に惹かれ、九州・福岡へ通っている。
バックエンド一筋から、新しい領域へ。AIを“使われる形”にするまで
「新しい領域に、広げていきたい」 — 音楽配信の開発から、電力データの現場へ
最初のキャリアでは、どんな開発に携わっていたのでしょうか?
新卒で音楽系の会社に入り、バックエンドエンジニアとして働いていました。画像やアーティストの音源を配信するシステム、それに全サービスを横断する課金・決済のシステムを担当していました。
もともとB2Cのサービスに関心があって、まずは消費者向けのプロダクトに関わってみたかったんです。自社開発で、規模もそれなりに大きいシステムだったので、サービスを止めないように慎重に扱う必要がありました。裏側を支える立場ではありましたが、届いた反応をもとに直していく面白さは、このころから感じていました。
その後、電力業界へ移ったのはなぜですか?
同じ場所にとどまるより、まだ触れていない領域に踏み込んでみたい。次はデータそのものを扱う開発に挑戦したくて、電力業界の会社を選びました。
エンジニアとしては同じバックエンドでも、その会社はデータを商品にしています。お客さまにデータを提供・加工する開発を担当し、予測モデルの実装や、必要なデータを取得・加工する仕組みづくりに携わる。バックエンドの経験に、データを扱う力を重ねていった感覚です。
開発そのもの以外にも、力を入れていたそうですね。
入社した当時はエンジニアが数名で、開発環境もまだ十分ではありませんでした。事業自体は長く続いていましたが、法人化して2年ほど、ゼロから整えていく段階だったんです。
だから開発だけでなく、エンジニアチームを立ち上げるところから関わりました。属人的にならないよう、新しく入った人がキャッチアップしやすく、加わりやすい状態をどう作るか。そこに向き合ううちに、「作る」こと以上に「作れる状態を整える」ことも、エンジニアの仕事だと考えるようになりました。
「今度は、AIを組み込む側へ」 — 使う仕事から離れて、AICEを選ぶまで
次のキャリアで、AIの領域を選んだのはなぜですか?
これからのエンジニアとして、AIにもっと深く関わっていきたい。その思いが強くなっていました。
前職でも、業務の自動化などでAIに触れることはありました。ただ、それは"使う"段階で、サービスそのものにAIを組み込む仕事ではなかったんです。次は、AIをシステムに組み込んで、ちゃんと価値が出る形にするところに挑戦したいと思いました。
その中で、AICEとはどう出会ったんですか?
高橋さんから声をかけていただいたのがきっかけです。話してみると、とにかく熱量がすごくて。その熱に引き込まれました。
いろいろな会社を見ていましたが、AICEは少し違って見えたんです。クライアントワークでお客さまを本当に大事にしていて、面接でお会いした高橋さん、天野さん、佐藤さんも魅力的で。AIの会社だから、というより、AIをどう届けるか、誰と働くかまで含めて「ここで挑戦したい」と思えたのが決め手でした。
「自分で考えて動かないと成り立たない環境だからこそ、一人ひとりがしっかり自走している」
「使われる場面を見て、調整し続ける」 — AI実装の難しさと、反応が返る面白さ
現在は、AICEでどんな業務を担当していますか?
今は、LLMをシステムに組み込み、ファイルやWebサイトから情報を取得する仕組みの開発に携わっています。実装だけでなく、AIの出力精度を高めるための調整にも取り組んでいるところです。
システムとして組み立てる部分には、これまでのバックエンド開発の経験がそのまま活きます。一方で、AIを実際に組み込むところは新しい挑戦です。AIは毎回まったく同じ出力になるとは限らないので、精度をどう保つか、どう調整するかには試行錯誤があります。
AIをシステムに組み込む仕事では、どこに難しさを感じますか?
一番難しいのは、期待する精度を安定して出すことです。AIは強力ですが、ただ入れれば期待通りに動くわけではありません。どんな情報を渡すのか、どこまでをAIに任せ、どこをシステム側で補うのか。その設計と作り込みが肝になります。
AIが支援する範囲と、人やシステムが判断する範囲を分けて考えることも欠かせません。出力をそのまま信じるのではなく、どこまでを任せ、どこを人が受け持つかを見極める。そこにAI実装の難しさがあります。
今の仕事では、どんなところに面白さややりがいを感じますか?
お客さまの反応が、すぐ返ってくるところです。ミーティングでその場で「ここはこうしてほしい」と言ってもらえる。消費者向けの開発では味わえなかった近さで、いい反応をもらえたときは、やっぱり嬉しいですね。
しかも、言われたことをすぐ直せる。改善のサイクルがとにかく速いんです。AIを組み込んだシステムは、一度入れたら終わりではなく、使われながら少しずつ良くしていくもの。その手応えを、お客さまのすぐ近くで感じられるのが面白いです。
「自立して動き、閉じずに共有する」 — リモートでも距離が近いAICEのチーム
入社してから、AICEのチームにはどんな印象を持っていますか?
メンバーがそれぞれ自立して動いている印象があります。コアタイムのようなかっちりした縛りがない中で、自分で考えて動かないと成り立たない環境だからこそ、一人ひとりがしっかり自走している。優秀な人が多いな、というのが率直な印象です。
勉強熱心な人も多く、技術の共有が活発です。自分のためだけでなく、会社全体をより良くしようという意識が高い。知っていることを閉じずに共有する文化が、そのまま働きやすさにつながっています。
入社前に思い描いていた印象と、働いてみての違いはありましたか?
入社前は、ベンチャーのような環境で働くのは初めてで、少し不安もありました。でも実際に働いてみると、想像とのギャップはほとんどなかったんです。
自立して動くぶん、コミュニケーションは大事にしています。リモートでテキストのやり取りが多いので、一度で伝わる書き方や、レスポンスの速さを心がけて、対面に近い距離感をつくろうとしています。自由度が高いからこそ、その積み重ねでチームが成り立っているのだと思います。
代表のお二人には、どんな印象がありますか?
佐藤さんは、意思決定が早く、行動力がある方です。前に進める力が強く、会社が挑戦していくうえでの推進力になっている。高橋さんは、深い洞察とロジカルな思考で判断できる方だと思います。勢いだけでなく、物事をどう捉え、どう整理するかの視点がある。
タイプはまったく違いますが、そのお二人がそろっていることが、AICEらしさにつながっているのかなと思います。
「あの領域なら、と頼られたい」 — 中心になるエンジニアを目指して
これからAICEで挑戦したいことは何ですか?
まずは、大規模なプロジェクトの経験を積んでいきたいです。大きなお客さまを相手にした開発に、少しずつ関わっていきたい。そのうえで、エンジニアとしてチームの中心になっていけたらと思っています。
その先で、どんな存在になっていきたいですか?
「あの領域なら大橋さんに聞こう」と思ってもらえる存在になりたいです。そのために、何かしら自分の得意な領域をつくっていきたいと考えています。
技術でもドメイン知識でも、自分の強みと言えるものを見つけたい。経験が長いのはバックエンドなので、まずはその延長にあるAIの組み込みや、出力を安定させる部分から詳しくなり、並行して得意なドメインも育てていきたいです。
最後に、候補者へメッセージをお願いします!
AICEには、挑戦的な人が合うと思います。守りの働き方というより、会社やお客さまのために、能動的に物事を前に進めたい人です。メンバーを見ていても、決められたことをこなすだけでなく、必要だと思ったことを自分で考えて進めていく人が多い。
AI領域は変化が速く、まだ決まりきっていないことも多いです。だからこそ、新しいことに飛び込み、学びながら形にしていきたい方と一緒に働けたら嬉しいです。
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